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取水口・排水口での吸引事故

約4600万円(既払金控除後)の損害が認められた町立小学校5年生男子のケース

町立小学校5年生男子

  • 死亡

認容額

被害生徒父 2292万8732円(既払金控除後)
被害生徒母 2292万8732円(既払金控除後)
※過失相殺後

事案

町立小学校5年生の被害生徒は、夏休みのプール開放に伴い、PTA監視員の2名の監視下でプール遊泳を行っていた。被害生徒は、プール底に設置されていた配水管口に右膝を吸い込まれ、監視員ら大人5名で救助にあたったが引き上げることができなかった。119番通報により現場に到着した救急隊が加わり、潜水を開始した3名の水難救助隊の1名が被害生徒の背部を持ち、残り2名が右大腿部を持ってその右膝を引き抜いた結果、ようやく救助された。病院へ搬送され治療を受けたものの、翌日溺水を原因として死亡した。
単に排水溝に入っただけで身体の一部が吸い込まれるほどの吸引力はなかったと推認されるが、これに身体の一部を密着させ、あるいは挿入するなどしてこれを閉塞する事態が生じると、吸水圧が働いて自力で排水溝から脱出することは困難であったとされる。
そこで、被害生徒の両親は、町に対してプールの設置・管理の瑕疵を理由に国家賠償法2条1項に基づき、県に対して町に対する指導・監督権限の不行使を理由に国家賠償法1条1項に基づき損害賠償請求を行った。

判決

県の町に対する指導に違法はないとして県に対する責任は認めなかったものの、プールについて、排水溝上の蓋がボルト等により固定されていなかったことに設置・管理上の瑕疵があるとして、国家賠償法2条1項に基づく町に対する損害賠償責任を認めた。
もっとも、本件事故は、被害生徒が危険な排水溝に自ら入り込んだことが一因となって発生したものであり、被害生徒にも過失があったとして2割の過失割合を認めた。
(静岡地沼津支判平成10年9月30日(平成8年(ワ)第115号))

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