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柔道中の事故

約1930万円の損害が認められた市立中学校3年生男子のケース

市立中学校3年生男子

  • 急性硬膜下血腫
  • 左上肢の軽度の麻痺・左手握力の低下・左眼視力低下の後遺障害

認容額

被害児童 1892万1547円(既払金控除後)
(既払金控除前の認容された損害額合計:1928万1547円)

事案

被害生徒は市立中学校3年生で、体育の授業で柔道を行った。被害生徒はこれまで柔道を学んだ経験がなく、運動が不得手で運動能力も劣っていた。3年生に進級してはじめて柔道を学ぶようになった。担当教諭の指示により柔道部員である生徒が大内刈りを掛け、受け身に失敗した被害生徒が頭部外傷を負った。
そこで、被害生徒は、柔道の授業をわずか2時間しか受けていない被害生徒に受け身の難しい大内刈りを掛けさせた点に担当教諭に過失があったとして、市を被告として国家賠償法1条に基づき損害賠償請求を行った。

判決

初心者にとっては受け身が必ずしも容易ではなく、受け身をしっかりと行わなければ頭部を打つ危険性が内在する大内刈りを掛けさせるのは適切ではなく、これを選択したこと自体に誤りがある点等につき過失を認めて市に損害賠償責任を認めた。
(松山地判平成5年12月8日(昭和62年(ワ)第481号))

約480万円の損害が認められた県立高校1年生男子のケース

県立高校1年生男子

  • 左上腕骨顆上骨折の傷害
  • 後遺症として左上肢の機能障害

認容額

被害児童 328万9828円(既払金控除後)
(既払金控除前の認容された損害額合計:478万9828円)
※過失相殺後

事案

被害生徒は県立高校での体育の授業で、必修科目の格技として柔道を選択履修していた。被害生徒はそれまで柔道の経験が全くなかった。講師が指導教諭の許可を得て被害生徒の相手となって直接指導をすることになった。講師と乱取りを行っていた際に、被害生徒は恐怖心等からか腰を引き、自ら崩れていくように肘を伸ばしたまま後方へ倒れていって左手の平を畳に着き、そこに自分の全体重を預けるような形で倒れた。その結果、左上腕骨顆上骨折の傷害を負い、後遺症として左上肢の機能障害が残った。
そこで、被害生徒は、講師について投げ方の工夫を欠き、受け身を助けなかった過失があり、また、教諭について講師に対して適切な指示を欠いた過失が認められるとして、県に対して国家賠償法1条に基づく損害賠償請求を行った。

判決

柔道の授業として乱取りを指導する以上、これに内在する危険性を十分認識し、被害生徒がこれを履修できるよう最善を尽くし、事故の発生を回避するための十分な措置をとるべき注意義務があり、講師は注意義務に違反したものとして過失があるとした。一方、教諭は、講師が同じように柔道授業に参加の生徒を相手に乱取りを直接指導する以上、自ら生徒の安全に十分配慮し、指導してくれるものと期待し、改めて指示をしなかったとしても、教諭にかかる注意義務があるとはいえないとして過失を認めなかった。
また、本件事故の発生は被害生徒の過失もまた大きく寄与しているものとして、過失相殺による40%の減額を認めた。
(名古屋地判平成4年6月12日(昭和61年(ワ)第2738号))

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